Adobe MAX 2010レポート 2日目 タッチインターフェイスアプリのデザインと開発

 
 
2010.10.27 個別ページ
 
 
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Adobe MAX 2010より、「Designing and Developing for Touch-based Applcations」のセッションレポートです。

歴史
キーボードは1868年、マウスは1967年に発明された。最初のマルチタッチディスプレイは1982年に開発された。2006年にはJeff Han氏がTEDで、マルチタッチセンターを紹介。2007年にはAppleがiPhone、MicrosoftがSurfaceを発表。2009年には、AppleがマルチタッチとジェスチャーをMacBookに実装、Adobeがマルチタッチとジェスチャー機能をFlash/AIRに搭載。

reacTIVision
reacTIVisionは、マーカーのついたブロックのようなものを実際に動かすことで、モニタの中の空間のオブジェクトを動かす仕組み。タンジブルですかね。オープンソースです。もっとも直感的な操作ができるインターフェイスといえるでしょう。移動だけでなく、ブロックを回転させることで、状態を変化を生む表現もできます。ちょっとやってみたいと思いました。

マルチタッチの革新が行った背景
マイノリティレポートなどの映画や、iPhoneの成功がイノベーションを後押しした。表示装置のコストが性能が向上し、価格が下がったこと、CPUの性能が向上したことなどが、ここ最近急激に普及したことに寄与しているということです。

さまざまなタッチパネルの方式
抵抗膜方式タッチパネル
非常に正確。力がいるので自然な操作とはいえない。

静電容量式タッチパネル
マルチタッチ可能。正確で耐久性がある。

赤外線方式?(Vision Bases / Optical IR)
軌跡を取れる。大きな筐体を作れる。メンテナンスが大変。

Haptics
今熱い技術。振動や動きによって、ユーザーの触覚にフィードバックがあるようなインターフェイス?
→ 参考:Ultrasound to give feel to games

ジェスチャーは国や文化、人によって異なる

典型的なUIを用意し、目的を達成するためにどう操作するか調査した結果がまとまっていました。数カ国の人を対象に調査は行われています。

マルチセレクト
複数の項目を選択する場合、スワイプ操作をする人(161人)が多いのですが、オブジェクトを1つずつタップしたり(87人)、すべてのオブジェクトをなぞるように触る人もいました。

項目の削除
オブジェクトをドラッグする人(146人)が多いのですが、オブジェクトをスワイプしたり(70人)、オブジェクトの上に×印を書く人(60人)、オブジェクトをタップしたままにする人もいました。

ページをもどる操作
左にスワイプする人(127人)が多いのですが、右にスワイプする人(99人)も結構いました。単にタップする人(53人)、左向きの矢印を書く人(18人)もいました。

ヘルプを開く
タップする人(130人)が多いのですが、クエスチョンマークを書く人(64人)、タップしたままにする人、オブジェクトを数回タップする人、スワイプする人もいました。

この研究から分かるのは、ジェスチャーには、これといった決まりがないということです。国や文化、人によっても違います。

人の指のサイズ
タッチする際の、人の指の部分の平均は、10〜14mm。ヒットエリアは人の指の大きさを意識してを大きめにしましょう。

Flash PlatformのタッチAPI
iPhone, Android, RIM, Mac OS X(ジェスチャーのみ), Windowsでサポートされています。
Multitouch.inputModeには、GESTURE, TOUCH_POINT, NONEがあります。
ジェスチャーは、プラットフォームによってサポートされている機能が異なります。
Multitouch.supportsTouchEvents
Multitouch.supportsGestures
Multitouch.supportsMaxTouchPoints
Multitouch.supportedGestures
で、調べます。

歴史の話がちょっと長いセッションでしたが、壮大な実験の結果は、大変参考になりました。コンポーネントを使ったり、OSのUIに似せることは必要ですが、人はこちらが想定したジェスチャーを使ってくれるとは限らないという前提にたって、インターフェイスを考えなければならないと思います。